【猫編】殺処分が多い県は○○県?都道府県別に比較してみた(平成28年度版)

平成28年度の猫の殺処分数は45,574匹でした。殺処分問題は知ってるけど身近に感じない。そんな方もきっと多くいらっしゃると思います。

そこで犬猫さがしでは環境省の公表数字(平成28年度)を元に都道府県別に殺処分数の数を比較してみました。

今回は【猫編】です。【犬編】はこちら↓

【犬編】殺処分が多い県は○○県?都道府県別に比較してみた(平成28年度版)

2017年9月30日
ちっとも楽しくないランキングですが、あなたの地元で猫がどれだけ引き取られているのか、殺処分されているのか確認してみてください。
自治体に殺処分に関する苦情は絶対しないでください。悪いのは捨てる人たちです。

引き取り数が多い都道府県は?

まずは自治体に引き取られる数を比較してみました。数が多いほど捨て猫・野良猫数が多いということです。

ベスト10(引き取り数が少ない)

引き取り数が最も少ないのは栃木県、続いて福井県、徳島県という結果でした。福井県や富山県は犬の引き取り数もベスト3に入っており、とても犬猫にとって安心できる地域と言えますね!

ワースト10(引き取り数が多い)


引き取り数が最も多いのは北海道、続いて広島県、長崎県という結果となりました。ワースト1位の北海道は飼い主からの引き取りが非常に多いことが特徴です。広島県は犬でもワースト2位でしたので残念ながら捨て犬猫・野良犬猫が多い県ということがわかりました。

返還/譲渡率が低い都道府県は?

次に自治体に引き取られた後、飼い主に返還されたり新しい飼い主に譲渡された確率を比べてみました。ただ猫の場合返還はほとんどゼロに近い数字ですので、ほとんどが譲渡の数字となります。なお、返還・譲渡率が低い=殺処分率が高いという見方もできます。

ベスト10(返還・譲渡率が高い)


引き取り数でワースト1,2位だった北海道・広島県が譲渡率ベスト3位にランクインしました。引き取り数が多い分譲渡活動に力を注いでいることがわかります。2位に入った岡山県は引き取り数も少なく譲渡率も高い、というとてもいい結果となりました。

ワースト10(返還・譲渡率が低い)


先ほどのベスト10とは大きく差が開いており、ワースト3位が譲渡率が5%以下という残念な結果でした。奈良県と和歌山県は犬の返還・譲渡率のワーストランキングにも入っており、譲渡の文化があまり根付いていないと言えます。

次のページでいよいよ殺処分の数を比較します。

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