平成28年度の犬猫殺処分数は55,998匹でした。毎日どこかの自治体で殺処分は行われています。
一体「どこか」とはどこでしょうか。
そこで犬猫さがしでは環境省の公表数字(平成28年度)を元に都道府県別に殺処分数の数を比較してみました。
今回は犬猫合計版です。
【犬編】【猫編】はこちら↓ あなたの地元で犬猫がどれだけ引き取られているのか、殺処分されているのか確認してみてください。
引き取り数が多い都道府県は?
まずは自治体に引き取られる数を比較してみました。数が多いほど捨て犬猫・野良犬猫数が多いということです。
ベスト10(引き取り数が少ない)
引き取り数が最も少ないのは福井県、富山県、石川県となり北陸地方が上位を独占しました!全体1位の福井県は犬のみでもベスト3位、猫のみでもベスト2位と犬猫問わず引き取り数が少ないことがわかります。
ベスト10は犬猫それぞれ単体で見ても最下位でも15位となっており、犬猫問わず引き取り数が少ないことがわかりました。日本海側の都道府県が引き取りが少ない傾向にありますが何故なんでしょうね。繁殖しにくいからでしょうか。
ワースト10(引き取り数が多い)
犬猫合計の引き取り数が最も多いのは広島県で、犬も猫もワースト2位という残念な結果でした。猫でワースト1位だった北海道も犬猫合計でワースト2位に入っています。どこの都道府県も犬猫それぞれ30位以下がほとんどで、先ほどのベスト10とは真逆の結果となりました。
返還/譲渡数が多い都道府県は?
次に自治体に引き取られた後、飼い主に返還されたり新しい飼い主に譲渡された数を比べてみました。こちらは数が多い=譲渡活動を頑張っている都道府県のみランキングにしております。
ベスト10(返還・譲渡数が多い)
引き取り数でワースト3だった広島県・北海道・愛知県が譲渡数でベスト3にランクインしました。引き取り数が多い分譲渡活動に力を注いでいることがわかります。
引き取り数でワースト4位に入っていた長崎県がこちらにランクインしていないのが気になるところです。
次のページで殺処分数と殺処分率を比較します。
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