こうして家族に迎え入れられたたぬ吉ですが、フィラリア陽性・栄養失調・脱水症状・貧血・気管虚脱に下痢症状とひどい状況でした。どれだけ劣悪な環境で過ごしてきたのか、たぬ吉の身体が全てを物語っていました。
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そんな身体の状態でもたぬ吉は綺麗にしてもらい、この表情！飼い主さんも下痢や咳に悩まされる毎日ではありましたが、このたぬ吉のキュートな瞳に癒されていたそうです。
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先住猫みことも徐々に距離を近づけていき、
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1年もしたらこんなにもお近づきに！みこはたぬ吉に興味津々なのに逆にたぬ吉があんまり気にしていないという珍しい組み合わせだったんだそう。
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こうして何気なくも幸せな日常を手に入れたたぬ吉は、笑顔いっぱいな毎日を過ごすことができました。そして家族となって約4年半経った頃、多くのお友達に惜しまれつつ虹の橋を渡っていきました。
辛かった半生を上回るような幸せな半生を過ごすことができ、きっと向こう側でもこの笑顔いっぱいで過ごしているでしょう！
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たぬ吉が虹の橋を渡ってまだ数ヶ月。飼い主さんにとってたぬ吉はとても思い入れの強い子で、その存在の大きさに自身でも驚いてるそうです。
そして同時にたぬ吉と出会って知った、たぬ吉が教えてくれた繁殖犬や保護犬が置かれている状況への問題意識も非常に強くなったそうです。
「基本的なマナーや終生飼養の徹底、望まない繁殖をしない、飼い主一人ひとりの意識改革を希望します。また繁殖業に対する規制もです。命を買う選択より、救うという優しい選択を希望します」
繁殖犬や保護犬猫を救いたいという思いをもって今回エントリーいただいた飼い主さん。そんな飼い主さんをお空の向こうから笑顔で応援してくれているたぬ吉なのでした！
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