新しい家族に迎え入れられた保護犬を紹介する犬猫さがしと「保護犬のわんこ」プロジェクトさんの共同企画「今週の保護犬のわんこ♪」
第二回は@warabi.capeさん家のケープちゃん!
目の下の傷跡?が涙ぼくろのようで女優さんのような佇まいのケープちゃんは千葉県在住の推定13歳の女の子。その半生はその涼しげな顔からは想像できない程波乱万丈でした。
ケープちゃんは元々10年間保護センターの方が追いかけ続けた野良犬で、推定で100〜130頭くらい出産しており、毎年子供だけ捕獲収容されるけどケープちゃんは中々捕まらなかったそうです。センターでは「伝説のケープ」と呼ばれるくらい有名でした。10年目にしてようやく捕獲収容されましたが、状態が芳しくなく今の美しい姿からは想像できないくらい酷い状況でした。
保護団体「ココニャン一家の縁結び」さんの献身的な看病のおかげで回復し今の綺麗なケープちゃんになりました。
飼い主さんは子供の頃から犬を飼っており、当時3頭飼ってましたがシニア犬だった2頭が立て続けに亡くなり、残された1頭が寂しそうだったので新たに1頭家族に迎えようと思ったそうです。里親募集サイトを覗き、ある団体の厳しい譲渡条件を見て最初は諦めてペットショップに足を運んだそうです。しかしやっぱりペットショップで買うということがピンとこなくて困っている時、お友達が違う団体から里親になった話を聞き、譲渡条件が団体によって異なることを知りもう一度里親募集サイトをチェックし、以前飼っていたミミちゃんと似ていたケープちゃんを見つけました。
ケープちゃんは当時推定11歳で譲渡条件は「先住犬がいること」でした。飼い主さんの希望も譲渡条件も満たしており、かつその不思議な譲渡条件が気になってお見合いすることになりました。奇しくもお見合いの日はケープが似ていたミミちゃんの命日。この時点で飼い主さんはご縁があると感じ、うちに来るだろうと思ったそうです。先住犬の笑美ちゃんとの相性も良く、トライアル期間を経てケープちゃんは正式に家族の一員になりました。
ケープちゃんはすぐに慣れてくれて番犬もするようになり、先住犬の笑美ちゃんのお姉さん役として教育もしてくれるそうです。飼い主さんはミミちゃんと一緒にドライブすることが夢だったのですが、ミミちゃんが車が苦手で叶わなかったそうです。ケープちゃんはドライブにも付き合ってくれるので、ミミちゃんが夢を叶えてくれる為にケープちゃんと巡り合わせてくれたような気がしてとても嬉しかったそうです。
ケープちゃんはシニア犬ですが、「子犬と違い大人しくて手がかからないし、とても賢いところが魅力」とシニア犬の魅力も飼い主さんは語ってくださりました。
さらにケープちゃんに幸せな出来事が。ケープという名前は保護された頃に付けられたもので、これまで関わった皆さんの思い入れも強いのでそのまま変えなかったそうですが、そのお陰でなんとケープちゃんの子供たちとも再会を果たし「ケープ家族会」が開催されたそうです!(下の画像をめくると家族会の様子が見れます)
波乱万丈な半生でしたが沢山の人に愛され、温かい家族に迎えられ子供達とも再会を果たした幸せいっぱいのみんなのアイドル、ケープちゃんでした!