繁殖の為だけに生かされていたたぬ吉。救われた先にあった笑顔溢れる素敵な半生

新しい家族に迎え入れられた保護犬を紹介する犬猫さがしと「保護犬のわんこ」プロジェクトさんの共同企画「今週の保護犬のわんこ♪

第80回は埼玉県在住の@neargoさん家のたぬ吉です。

 
 
 
 
 
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たぬ吉は推定12歳の男の子。実はすでに虹の橋を渡りお空組に引越した子です。しかし飼い主さんは「たぬ吉が置かれていたようなひどい環境が存在するということを知って欲しい」という思いから今回エントリーいただきました。その思いを受けて、是非ご紹介させていただきます!

たぬ吉は元繁殖犬で、繁殖犬が500匹ほどいる山奥の繁殖場にいました。太陽にも当たれず、散歩もしてもらえない。フードも粗悪なもので糞尿まみれの狭いゲージの中で6年間も過ごしていました。繁殖させるためだけに生かされていた子。それがたぬ吉です。

 
 
 
 
 
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飼い主さんは個人で保護活動している方のSNSを通じ劣悪な繁殖業者の存在を知り、保護犬の里親さん宅までのお届け搬送リレーのお願いを見てお手伝いをされました。

里親さん宅にお届けして終わるはずだったお手伝いでしたが、突然里親さんが受け入れ不可能となり路頭に迷うことに。保護主さんの所に戻そうにも今回のリレーは滋賀~東京という長距離の搬送。とても簡単に戻せる距離ではありませんでした。

 
 
 
 
 
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この時飼い主さんの頭の中で色んな思いや考えが過ぎりました。「安易に受け入れるべきではない。。。だけど人間の都合で辛い環境に置かれ、更に行ったり来たり。。。」

ひとしきり熟考した後、ひとつの結論に至りました。そして飼い主さんは保護主さんに伝えました。「私でよければ、里親に手を上げていいでしょうか?」と。

そう、この時搬送していた保護犬こそ、たぬ吉でした。こうして紆余曲折を経て飼い主さんはたぬ吉を家族に迎え入れたのでした。

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