先代犬が繋いでくれた縁。通院していた動物病院で出会った保護犬サンくん

新しい家族に迎え入れられた保護犬を紹介する犬猫さがしと「保護犬のわんこ」プロジェクトさんの共同企画「今週の保護犬のわんこ♪

第31回は公開募集でご応募いただいた@boo_boo_bolshoiさん家のサンくん!

サンくんは三重県在住、推定12歳。大志を抱いたような眼差しと襟元のカールした毛並みがオシャレな男の子です。飼い主さんとの出会いは6年前、先代犬ゴールデン・レトリバーの勘太郎くんの診療で通っていた動物病院でした。

サンくんの病院へ来る前の出自はわかりませんが、獣医の先生が保護した時はガリガリに痩せ細り、ノミダニが300匹ぐらいいてフィラリア症にもかかっていました。また、飼い主さんの家に来てからわかったことですが、何故か水道ホースに怯えていたそうです。もしかしたら以前の飼い主から水をかけられるなどの虐待を受けていたのかもしれませんね。他にも歯が何かを噛み続けていたのか擦れてしまっていました。

家族に迎え入れた頃のサンくん

先代犬勘太郎くんは当時16歳で、がん治療を受けるため動物病院に通院していました。そこで動物看護師さんが敷地内で散歩をしているサンくんに遭遇。保護犬であることを聞いた飼い主さんに対し、サンくんは右足を飼い主さんの膝にポンと置いて挨拶してきました。挨拶された飼い主さんはとっさに「自分が幸せにしてやるぞ」と思い、その日のうちに獣医師の先生に申し出てサンくんを家族に迎え入れることにしました。

こうして家族の一員となったサンくん。先代犬勘太郎くんもすぐに心を開いてくれて仲良しになれました。しかし共に過ごせた期間は短く、勘太郎くんはサンくんが家に来てくれて安心したのか、2ヵ月後に虹の橋を渡っていきました。

 

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(上の写真は先代犬、勘太郎くん)
16年連れ添った愛犬を失い悲しみに暮れた飼い主さんご夫婦でしたが、サンくんがいてくれたことで乗り越えていくことができたそうです。

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