新しい家族に迎え入れられた元保護猫をご紹介する今週の保護にゃんこ♪第3回ははニャしま香代さんに保護された6匹の猫たちです。最初の子との出会いは2013年のこと。野良猫が出産後、母猫の行方が分からなくなったために仕事先で保護されていた子猫でした。
もらい手がみつからず、保健所行きも検討せざるを得ない状況だったため、飼い主さんは目が開いたばかりの体重250グラムの小さな子猫の面倒を見ることを決意します。
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毛糸玉で遊ぶ赤ちゃん猫のはこ
「とにかく死なせないようにと必死でした。数時間おきにミルクをやらなければならないので寝不足でしたし、仕事が忙しい時期にはやむを得ず馴染みの動物病院の院長や職場の先輩に授乳などの面倒をお願いしなければならないこともありました。まるで人間の子供のようでした」と飼い主さん。
大切に育てるつもりで箱入り娘の箱から名付けられたはこちゃんはすっかり箱入り娘に育ち、家族以外には人見知りするそうですが、飼い主さんのことはすっかりお母さんだと思っていつも一緒にいたがるそうです。
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大きくなっても甘えっ子。トイレやお風呂の前で飼い主さんを待っていることも
それから2年後のある日、今度は道路脇の植え込みから子猫の悲痛な鳴き声が聞こえ、3匹の兄弟猫を発見。みんな鼻水とけがでボロボロの状態で、しかもその日はいまにも大荒れになる悪天候。離れたところからしばらく様子をうかがっていましたが、雨量が増えるばかりで親猫がもどってくる気配がありません。
このままでは死んでしまう、と判断した飼い主さんは子猫たちを病院へ連れて行きました。
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一命を取りとめ回復した男の子3兄弟
感染防止とストレス軽減のため、はこちゃんとは別室でケアしていたそうです。ひどい外傷と激しい栄養失調で、衰弱した3匹が元気になるまでの病院代は、血統書付きの猫を買うくらいになったとか。その後は無事すくすく育ち、なんと体重8キロの巨猫に。
3兄弟は大きくなってからは飼い主さんのご実家でお世話になっているそうです。
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左からコック・チャム・スミ。すっかりくつろぎモードに
そしてその3年後、新たに2匹の子猫とのご縁があった飼い主さん。もらい手のいなかった兄弟の保護猫だそうです。離乳食をもりもり食べて元気に走り回るやんちゃな子猫たちだそう。
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仲良しのムツミ(上)とニコ(下)
こうして6匹もの子猫たちの救世主となった飼い主さん。「はこと出会う前は猫を飼ったことがありませんでした。猫との生活がこんなにも楽しく幸せなんて」と語っています。お世話に手のかかった分、きっと可愛さもひとしおでしょう。これからもみんなで幸せに暮らして欲しいですね!