新しい家族に迎え入れられた元保護猫をご紹介する「今週の保護にゃんこ♪」
第10回は栃木県在住の@neko_mmさん家のきじしろくん、10ヶ月の男の子です。
きじしろくんとの出会いは、飼い主さんが車検でディーラーに預けた車を引き取りに行ったときのことでした。その2日ほど前に、真っ黒に汚れた子猫が迷い込んできたとのことで、整備士さんがお世話をしながら「誰か欲しい人はいないか」と子猫のもらい手を探していたそうです。
飼い主さんの家には既に19歳になる猫の「ちんちら姉さん」がいるため躊躇したものの、無邪気に遊んでいるガリガリに痩せた子猫を助けたいと思った飼い主さんは、「私が引き取ります」とそのまま病院に連れて行きました。
子猫は猫風邪を引いていて、背中にカラスに傷つけられた傷が数カ所ありました。黒い汚れは整備工場内で自動車のオイルがついてしまったのか、洗っても拭いてもなかなか落ちなかったそうです。
家族に迎えられたきじしろくん。最初、先住猫のちんちら姉さんとは隔離し、別室で生活が始まりました。きじしろくんは、その部屋に置いていたクッションに飛び乗ったあと、しばらく動かなかったそうです。ふわふわで気持ちが良かったのか、それ以来、ご飯もそこで食べるほどそこが大のお気に入りの場所になりました。
ワクチン接種が終わり、やっとちんちら姉さんと対面させたところ、シャーシャーと威嚇されてしまいました。1ヶ月ほど威嚇され続けたそうです。
でも、ちんちら姉さんにどんなに猫パンチされても諦めず、何度も近寄っていったきじしろくん。最後はちんちら姉さんが根負けしたのか、威嚇しなくなり、仲良くなりました。
きじしろくんは音に敏感で少し臆病な性格だと話す飼い主さん。小さい頃に受けたカラスの攻撃がトラウマになっているようで、カラスを見たり鳴き声が聞こえると逃げて狭いところに入ってしまったり、落ち着きを無くして怖がるそうです。
でも、空を眺めるのは好きなようで、毎日空の雲を見たり、高いところを飛ぶ鳥を見たりしています。
きじしろくんと出会う前、飼い主さんは可愛がっていたビーグル犬を18歳で亡くしていました。きじしろくんとの出会いは、命日の月だったので、ビーグル犬の生まれ変わりではないかと感じたそうです。
ちんちら姉さんは高齢で体調が悪かったのに、きじしろくんが来てから若返り、走るほど元気になってきたそうです。
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きじしろくんを家族に迎え入れて幸せだと話す飼い主さん。助けられ、家族みんなに幸せを運んできたちんちら姉さん大好きな、きじしろくんなのでした!
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